本記事は、私個人が、アファメーション関連の本やCDに従ってアファメーションに取り組んだ実体験に基づき、アファメーションが潜在意識に働きかける効果について1つの見解を提示するものです。
結論から言って、潜在意識は、アファメーションでは、十分には変わりません。
この見解に辿り着くまでに、私はうつ病になって会社を休職するに至り、あわや踏み切りに足を踏み入れそうになった瞬間もあったため、(やや誇張している部分もありますが)命懸けの検証結果としてお伝えさせて頂きます。
以下では、具体的には、次の3つのことをお伝えします。
- どのような体験から「潜在意識はアファメーションでは十分には変わらない」と考えたのか
- 結局アファメーションは、何をしているのか
- (アファメーションで十分には変わらないなら)潜在意識はどうすれば変わるのか
Contents
1.「潜在意識はアファメーションでは十分には変わらない」と考えるに至った私の実体験
1−1.アファメーションの効果は、衝動的かつ表面的
まず、私が行ったアファメーションとは、以下のようなものです
- 部屋の目立つところに目標を貼る
- 自分の目標や取るべき行動を書き出し、音読する
- 肯定的な自己暗示の言葉を唱える
- 周囲の人に対しても、自分の目標を宣言する
- 自分が成功する姿を繰り返しイメージする
- アファメーション、サブリミナル効果や右脳関連のCDを繰り返し聴く
- 3〜4倍速で、肯定的な言葉の音声を聴く
そして、上記の結果がどうなったのかというと、実は、短期的、一時的には効果があったと感じました。
たとえば、大学院受験のために、「志望校合格」のためにアファメーションを行い、肯定的な自己暗示を大量に自分に浴びせかけたところ、気持ちが大いに奮い立ち、勉強のために机に向かう時間も伸びたのです。
当時の私は、ファメーションによって、なんだか合格するイメージが膨らみ、他のことが見えなくなり、それだけに集中する感覚でした。
実はアファメーションには、そういう衝動的かつ表面的な効果ならあるので、世間でも大いに普及しているのだと思います。
何かを決意した時の感覚を思い出し、「そうだった!」と改めて奮起し直す効果があることは、私の体験を通しても間違いありません。
1−2.アファメーションの限界
ですが、問題が起きたのは、その後でした。
上記の成功体験をもとに、アファメーションの効果を信じていた私は、社会人になって仕事生活をする中でも、肯定的な自己暗示をかけ続けました。
その結果、上司の言うことを聞かずに、自分の考えを突き通し続けてしまい、仕事が全く上手くいかずに、最終的にはうつ病になってしまい、会社を休職するに至りました。
このようにお伝えすると、あまりにも滑稽に聞こえるかもしれませんが、当時の私にとっては、本当にアファメーションによって信じてきた自分自身の能力・資質・自信などを確信し続けており、仕事がいっとき上手くいかなくても・ずれているのは自分ではなく他者の方だと心から信じていました。
これは、アファメーションが陥りがちな罠だと思うのですが、自分に暗示をかけ、特定の信念を強め続けた結果として、他のことに目がいかなくなり、破滅に至るという良い例だと自分でも思っています。
2.結局アファメーションは何をしているのか
2−1.アファメーションの限界
ですが、休職したことをきっかけに、「アファメーションを基軸において自分の生き方は、何か違うのではないか」という感覚を強く持つようになりました。
実は、アファメーションを行なっている最中にも、この「何か違う」という感覚はずっとあったのですが、アファメーションの効果を盲信するあまりに、その感覚に気づかないフリをし続けていたのでした。
また、このタイミングで、潜在意識についても学びも始めており、そこでわかったことは、「アファメーションは、潜在意識を書き換えないまま、意識を上塗りするだけである」ということでした。
このことについて、例を挙げて説明します。
まず、人生が上手くいっていない人は、人生を上手く行かせたい潜在意識Aの他に、人生を上手くいかせたくない潜在意識 Bを持っています。
たとえば、潜在意識Aが「私は愛される人だ」で、潜在意識Bが「私は愛されない人だ(=愛されたくない)」などです。
そして、アファメーションとは、その状態から、潜在意識Aをさらに強化し、「私は愛される人だ」と強く信じ込もうとするもので、2つの理由で上手くいきません。
1つ目の理由は、潜在意識Aが増えても、潜在意識Bは残ってしまうからです。
潜在意識Bがある限り、「私は愛されない人だ」と思っているので、どこかで必ず「私は愛されない人だ」と痛感するような現実が起きてしまいます。
もう1つの理由は、そもそも潜在意識Aを増やすということを、潜在意識Bの人生を上手くいかせたくない意識から行なってしまうからです。
すなわち、潜在意識Bの「私は愛されたくない」という動機から、潜在意識 Aの「私は愛される人だ」という意識を増やそうとしても、それは明らかな嘘です。
残念ながら、どのようなアファメーションの手法を用いようとも、潜在意識Aが思ったように順調に増えていくことはありません。
もちろん元々、潜在意識Aもあるわけですから、潜在意識Aを増やしたいという気持ちが100%嘘であるわけではありませんが、潜在意識Bを持っている以上、嘘である割合が少なからずあるわけです。
以上の2つの理由から、アファメーションは、潜在意識への働きかけには限界があります。どこまでいっても、潜在意識Bが邪魔をするため上手く行かないのです。
それでも無理やり、潜在意識Aを増やそうとしていくと、あなたの人格はABの2つに分離していき、バラバラになるだけです。
私自身、これは根本的に何かが違うと感じ、自分が潜在意識Bも持っているという事実から目を背け、本当の自分に嘘をつき続けている違和感が常にありました。
これが、アファメーションのやっていることでり、アファメーションにできることの限界です。
2−2.アファメーションの罪
アファメーションは、潜在意識Aが増えれば、潜在意識Bを無視できるという前提に立っているのかもしれませんが、むしろ、潜在意識Aが増えれば増えるほど、潜在意識Bは抵抗し始めます。
そして、潜在意識Bが現実化して、人生が上手くいきません。
全くもって上手く行かないとは言いませんが、あくまで潜在意識Bに邪魔されている範囲内での限定的な成功にしかなり得ません。
しかも、潜在意識Bを抑圧しながら、潜在意識Aばかり使うのは、とても疲れます。
さらに、アファメーションは、自分にとって都合の良い意識にばかり目を向けるため、自分に不都合な潜在意識Bなどの存在を見失いがちで、いざ潜在意識Bを扱おうと思っても、その時には潜在意識Aで埋もれてしまており、取り除きにくくなってしまっています。
3.(アファメーションで変わらないなら)潜在意識はどうすれば変わるのか
結局、潜在意識を本当に書き換えるために必要なことは、潜在意識Bを意識的に取り除くということです。
これは、アファメーションにはない視点であり、アファメーションではできないことです。
そのためにオススメな方法は、クリスタルマインド®CDの中でも、不要な感情を取り除くタイプのCDを選んで聴くことです。
具体的には、以下となります。
- 恐ろしいくらいエゴが外れる
- 罪悪感を・・・
- 憎しみ怒りを癒す
- 執着を手放す
- ハートブレイクを癒す~素直に愛する
- 悲しみを手放す
- 無価値感を溶かす
- 破壊(破滅)をやめる
- 権威との確執を取り除く
- 被害者意識を癒す
- 失う恐怖をなくす
- 責められる恐怖をなくす
- 孤独感に襲われる恐怖を癒す
- 見捨てられる恐怖を癒す
- 病気になる恐怖を癒す
私も、アファメーションでは潜在意識が書き換わらないことを命懸けで実証した後に、クリスタルマインド®CDによって、潜在意識から根本的に人生を変えるということを体験しました。
もしあなたが、アファメーションのやり方に少しでも違和感を覚えているようであれば、潜在意識を心底書き換えるクリスタルマインド®CDに取り組んでみることを強くオススメします。
クリスタルマインド®CDについては、下記でまとめていますので、ご覧ください