あなたは、愛情とは何だと思いますか? どんな人が、愛情深い人だと思いますか?
実は、多くの人は、愛情深いかどうかを「言動」や「行動」によって判断しており、プレゼントをあげたとか、「大切にしている」と伝えた等の表面的なことが愛情だと勘違いしています。
ですが、愛情の核心は、あなたの「潜在意識」にあり、潜在意識が愛情深いかどうかだけが、愛情を測る本当の視点となります。
潜在意識レベルで愛情深くなければ、本当の意味で相手を喜ばせられているとは言えません。
これは、恋人関係、夫婦関係、親子関係、上司−部下関係など、どの関係においても言えることです。
そこで今回は、次のことをお伝えしていきます
- 愛情とは何か?
- 愛情と潜在意識の関係
- 潜在意識レベルで愛情深くなり、恥ずかしがらずに愛情表現できる方法
Contents
1.愛情とは
1−1.愛情に対する誤解
あなたは、次のような人を、愛情深い人だと思いますか?
- 特別な日をお祝いする人
- 高価なプレゼントをあげる人
- 相手をいつも気遣おうとする人
- 相手をいつも見守っている人
- 相手を頻繁に褒める人
- 相手に応援の言葉をかける人
- 部下が分からないことを教えてあげる上司
- 愛していると頻繁に伝える彼氏
- 愛していると笑顔で伝える彼女
- 30年連れ添った配偶者にも、愛していると伝える旦那(嫁)
- 子供の教育費を捻出するため、自分の贅沢を我慢する親
お気づきかと思いますが、上記はすべて「発言」や「行動」だけに関する情報ですが、もしかするとどれも愛情深く見えるかもしれません。
それでは次に、心の中では、相手のことを猛烈に憎み、大嫌いだと感じている人が、上記の発言や言動をとった場合は、どうでしょうか?
その人は、愛情深い男性や、愛情深い女性であると言えるでしょうか?
もちろん、愛情深いとは言えないでしょう。
むしろ、本当は憎まれている相手から、特別な日をお祝いされたり、いつも見守られたりしても、とても迷惑に感じるでしょう。
また、高価なプレゼントを買うというのは、愛情深い男性の特徴として認識されることもあるかもしれませんが、「プレゼントを買っておけば、女性は喜ぶだろ?」という態度でプレゼントされても、女性側は素直に喜べないでしょう。
このように、内面の動機が伴わず、表面的な行動や言動だけで相手に何かをしても、相手が愛情を感じることは難しく、場合によっては、かえって相手から嫌われるケースもあるでしょう。
もしかしたら、相手はあなたから軽んじられたと感じ、上っ面な愛情だと見抜かれるかもしれません。
では、これとは逆に、あなたに恋人がいたとして、自分のために恋人が一生懸命プレゼントを選んでくれたら、どうでしょうか?おそらく、何をもらうかは重要ではないでしょう。あなたは、恋人の愛情を実感するはずです。
また、料理にしても、相手が自分のためを想って作ってくれたから、愛情を感じ、特別に美味しいと感じるのであって、何の料理を作るかや、どれだけ料理の腕があるかは、あまり重要性を持たないでしょう。
このように、愛情とは、「発言」や「行動」ではなく「内面の動機」によって決まるものなのです。
1−2.愛情深いとは
そして実は、私たちは、相手の「内面の動機」を、全てではないにせよ、なんとなく感じ取れるのです。
このことの根拠として、3つ例を挙げてみます。
例1:誰しも、相手の愛情を見抜くことができる
あなたは、あなたの上司、恋人、配偶者、友人などが、あなたのことをどう感じているかは、概ね想像がつくのではないでしょうか?
そして、その印象にそぐわない事をされたら、愛情深いと感じるよりは、むしろ裏があると感じたりして、素直には受け入れられないと思います。
例2:子供は、親の愛情を見抜く
あなたも小さい頃、親から愛情をもらったと感じたかどうかを、親の発言や行動によっては、判断していなかったはずです。たとえば、一見すると愛情を注いでいるようでも、実は本当は怒っているとか、嫌がっているということを、察していたはずです。
例3:目下の人は、目上の人の愛情を見抜く
あなたがこれまでに、上司や学校の先生から怒られた際、相手が自分のために叱ってくれたと感じた時と、単に怒りをぶつけられたと感じた時とは、明確な違いがあり、その違いが認識できたかと思います。
他にも、恋人や配偶者の愛情も簡単に見抜けるでしょう。
このように、相手は、あなたの「発言」や「行動」の動機を感じ取って反応するものなのです。
そして、「内面の動機」によって、受け手が素直にその愛情を受け入れるかどうかも変わってきます。すなわち、受け手の人生が発展するか、単なる反発で終わるかも、当然変わってくるのです。
1−3.愛情と潜在意識
さらに言うと、この「内面の動機」というのは、あなたの潜在意識レベルでの動機のことです。
つまり、たとえば表面的には、自分は愛情深い彼女であり、彼氏の成功をお祝いしている認識を持っていても、潜在意識レベルでは、彼氏に対する憎しみを抱いていれば、潜在意識の「動機」は“憎しみ”となり、受け手側には“憎しみ”が伝わるわけです。
1−4.愛情を阻むもの
それでは、あなたの潜在意識は、どのようにしたら、愛情深い潜在意識になるのでしょうか?
実は、潜在意識には、愛情を邪魔する感情があります。それは、無価値感と呼ばれる感情で、「自分には愛される価値がない」と思わせる感情です。
潜在意識に無価値感がある人は、自分が他者から愛される価値を得るために必死であり、無価値感を満たすために“形式的な愛情”に飛びついてしまいます。
たとえば、1−1と同じ項目では、以下のようになります。
- 「特別な日をお祝いしたこと」自体に満足する
- 「高価なプレゼントをあげたこと」自体に満足する
- 「相手に気遣いの言葉を掛けたこと」自体に満足する
- 「相手を見守っていること」自体に満足する
- 「相手に褒め言葉を伝えたこと」自体に満足する
- 「相手に応援の言葉をかけたこと」自体に満足する
- 「部下に分からないことを教えたこと」自体に満足する
- 「愛している」伝えたこと自体に満足する
- 「愛している」と笑顔で伝えたこと自体に満足する
- 「30年連れ添った配偶者に、愛していると伝えたこと」自体に満足する
- 「子供の教育費のため、自分の贅沢を我慢したこと」自体に満足する
これでは、相手を喜ばせることではなく、自分の無価値感を満たせたという自己満足感だけが残ります。
一見すると、愛情深いように見えて、全てが自分のためなのです。
そして、この「形式的な愛」は、相手が本来求めているものとマッチしないことが多いのが特徴です。
たとえば、安価でも利便性の高い時計を欲しがっている彼女に、(自分がしっかりしたプレゼントを買ったという満足感を得るために)高価なプレゼントを買ってしまうなどです。
したがって、あなたが愛情深くなりたいなら、潜在意識から無価値感を取り除き、「形式的な愛情」ではなく、本当の愛情を注げるようになることが必要です。
2.愛情表現
ここまで、愛情とは何か?どうすれば、愛情を注げるようになるかについて、お伝えしてきました。
以降では、それを「愛情表現」として相手に伝えることや、潜在意識の具体的な書き換え方についても、説明していきます。
2−1.愛情表現が苦手な人
愛情表現が苦手だという人がいますが、実は、無価値感の量が減ることで、この苦手意識も無くなっていきます。
無価値感があることで「形式的な愛情」しか注げない人は、“自分の愛情は何かおかしい”と気づいて嫌気がさしており、それが“愛情表現は苦手”という認識に繋がっているケースが多々あります。
そのため、その無価値感が減り、本当の愛情を注げるようになると、愛情表現することへの苦手意識も消えるわけです。
たとえば、無価値感があるために、愛情表現が苦手な彼女が、彼氏のためにお弁当を作ることを「形式的な愛情」として思いついたとします。
すると、彼女にとっては、“(自分の無価値感を埋めるために)自分は、如何にも彼女らしい行動に飛びつこうとしている”と気づいて嫌気がさし、それが「気恥ずかしさ」という認識として、彼女の愛情表現をストップさせているのです。
この場合、彼女の無価値感が減れば、「形式的な愛情」も不要となり、本当にお弁当作りが必要ならお弁当作りも出来ますし、状況に適した他の形での愛情表現も取れるようになるでしょう。
2−2.本当の愛情表現とは
それでは結局、本当の愛情や、本当の愛情表現とは、どのようなものなのでしょうか?
本当の愛情(や愛情表現)とは、“「相手が本当に求めているもの」を与えること”です。
この「相手が本当に求めているもの」というのは、与え手の「形式的な愛情」ではなく、受け手が本当に求めているものという意味です。
ただし、それは、必ずしも受け手が笑顔になるものとは限りません。本当に愛情深い人とは、場合によっては、相手が不快に感じることも言える人です。
たとえば、愛情を持って叱ることで、受け手に嫌われるかもしれませんし、伝えたことに真意に受け手が気づくのは、何十年後かもしれません。
それでも、愛情を貫くというのは、とても時間軸が長く、影響範囲が広く、奥が深い愛情です。
親の子に対する愛情は、この典型例でしょう。
ですが、この愛情から叱るということが出来るには、自身の潜在意識から、無価値感が本当に減っている必要があります。
なぜなら、ただでさえ無価値感があり、相手に愛されるか不安な人は、自分が相手から好かれようとして、つい叱ることを怠りがちだからです。
2−3.恥ずかしがらずに愛情表現ができる裏技
さて、それでは、あなたの潜在意識から無価値感を取り除くには、具体的にどうすれば良いのでしょうか。
実は、潜在意識の書き換えは、一般的には容易ではありません。なぜなら、この「自分には愛される価値がない」という無価値感は、あなたの潜在意識に染み付いているためです。
ですが、その書き換えを簡単に行える方法があります。それが、以下のクリスタルマインド®CDを聴くという方法です。
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- 与え尽くす~喜んで受け取る
- 無価値感を溶かす
※クリスタルマインド®CDについては、クリスタルマインド®CDが人生を変える上で劇的な効果がある理由の後半で詳しく説明しています。
まず「与え尽くす〜喜んで受け取る〜」ですが、これは、“本当の愛情を与えたい”という意識を補充するCDです。実は、これまで、「形式的な愛情」を注いできた人にとっては、“本当の愛情”は、あまり与えたくないものに見えます。なぜならば、“本当の愛情”は、必ずしもあなたの無価値感を満たせるものとは限らないからです。そこで、あなたが何かしらの「形式的な愛情」に囚われてきたという実感があるなら、このCDを「無価値感に溶かす」に組み合わせ聴くと良いでしょう。
次に「無価値感を溶かす」ですが、これはあなたの潜在意識に沈んだ無価値感を1つずつ溶かしていけるCDです。無価値感は、人間関係や仕事、お金、健康などあらゆる出来事を通じて生じる感情であり、潜在意識に積み重なっています。この無価値感の量が減った程度に比例して、あなたは「形式的な愛情」から抜け出し、本当の愛情を与えられるようになります。
2−4.期待される効果
以上のCDを聴いて、潜在意識の書き換えを行うと、あなたは徐々に「形式的な愛情」に価値を感じなくなり、自分が他者に対して、今までにない愛情の与え方をしている局面に気がつくでしょう。
それは、自己満足のためではなく、本当に他者を喜ばせるための愛情であり、他者の人生を発展させる愛情です。
これは、とても時間軸が長く、影響範囲が広く、奥が深い愛情であり、”愛情の核心”から自然と与え尽くせる体質になっていけます。
一方で、この潜在意識の書き換えに取り組まない場合、これまでのように「形式的な愛情」を注ぎ続けることになります。
潜在意識は、あなたが意図的に書き換えない限り、自然と書き換わることは絶対にありませんので、あなたはこれまで通り、自己満足のために相手に接し、相手に尽くしているように見せかけることになります。
ですが、あなたが見せかけの愛情しか注いでいないことを、相手は察することが出来ますので、相手との関係はイマイチ上手くいかない場面があるでしょう。
ぜひ潜在意識の書き換えに取り組み、本当に愛情深い人として生きていって頂きたいと思います
まとめ
- 愛情とは、「発言」や「行動」ではなく「内面の動機」によって決まるもの
- 私たちは、相手の「内面の動機」を、全てではないにせよ、なんとなく感じ取れる
- 「内面の動機」によって、受け手が素直にその愛情を受け入れるかどうかも変わってきます
- 「内面の動機」というのは、あなたの潜在意識レベルでの動機
- 潜在意識に無価値感があると、「形式的な愛情」を与えてしまうが、これは相手が求めているものとマッチするとは限らない
- 「形式的な愛情」が不要になれば、愛情表現への苦手意識もなくなる
- 本当の愛情表現ができるためには、以下のクリスタルマインド®CDを聴くことが有効