近年、人生を根本から変えたいと思う人達の間では、「潜在意識に働きかける」という言葉が使われ始めています。
そして実際に、潜在意識に働きかけるために、様々な取り組みがされており、劇的に人生を変えている人も多数存在します。
しかし残念ながら、十年近い年月をかけて取り組んでも、あまり明確な効果が得られない人も、一定数存在します。
その原因は、「潜在意識に働きかける」ということが、どういうことかが分かっておらず、適切な働きかけを積み重ねられていない事にあります。
それにも関わらず、そもそも潜在意識に働きかけると、何が、どうなるのかが、きちんと説明されている情報源は滅多にありません。
そのため、多くの人は、自身が適切な取り組みを続けられているのかどうかに関して、手探り状態のまま、時間を費やしている状態なのです。
そこで今回は、「潜在意識に働きかけるための5つの条件」と「その働きかけの効果を最大化する7つの姿勢とは何か」についてお伝えします。
本記事を読むことで、多くの人が、自信を持って「潜在意識への働きかけ」に取り組めるようになれば幸いです。
Contents
1.潜在意識に働きかける為の5条件とは
あなたが、潜在意識に働きかけることが出来ているか否かは、次の5つの条件を満たしているか否かで、判断することが出来ます。
条件①:発展的なエネルギーに触れていること
1つ目は、発展的なエネルギーに、日常的に触れていることです。
私たちの潜在意識は、触れているものに近づきます。
たとえば、白いキャンバスが、青い絵の具に触れれば青くなり、赤い絵の具に触れれば赤くなるように、私たちの潜在意識は、「発展的なエネルギー」に触れれば発展的になり、「衰退的なエネルギー」に触れれば衰退的になります。
そして、発展的なエネルギーに触れる際には、「量」と「質」の2つの観点が重要です。
まず、「量」というのは、1日にどのくらい発展的なエネルギーに触れているのかということです。
たとえば、1日24時間のうち、1時間だけ「発展的なエネルギー」に触れ、残り23時間は「衰退的なエネルギー」に触れていたら、どうなるでしょうか?
当然、「衰退的なエネルギー」に多く触れているため、あなたの潜在意識は、衰退的なものになっていくでしょう。
逆に言えば、1日の大半の時間に「発展的なエネルギー」に触れていれば、あなたの潜在意識を、発展的なものにしていけるということです。
次に「質」というのは、発展的なエネルギーの純度のことです。
具体的には、「とても発展的なエネルギー」と「少し発展的なエネルギー」に触れるのとでは、前者に触れる方が、あなたの潜在意識が、より発展的なものになりやすいということです。
まとめると、あなたの潜在意識に働きかけるには、「質」の高いエネルギーに、十分な「量」だけ触れることが重要です。
ただし、私たちが通常の生活を送っている限り、それほど「質」の高いエネルギーに、十分な「量」だけ触れることは、ほぼ不可能です。
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条件②:感情が表出していること
2つ目の条件は、発展的なエネルギーに触れた結果として、感情が表出することです。
発展的なエネルギーに触れると、あなたの潜在意識に「ほころび」が生じます。これは、2つの形で現れ、感情として表出します。
1つは、発展的なエネルギーに触れた瞬間に、感情が表出するケースです。
もう1つは、少し遅れて、何かしらの出来事と共に時間差で感情が表出するケースです。
いずれにせよ、発展的なエネルギーに触れると、それほど発展的でないこれまでの潜在意識は、抵抗し始めます。
なぜなら、これまでの潜在意識は、今のままの状態でいたがるからです。
そして、適切に働きかけている場合、何かしらの感情反応をすることによって、これ以上発展的なエネルギーに触れ続け、変化することを拒もうとします。
この感情反応は、ネガティブ感情として認識されることが多く、働きかけには痛みを伴います。
逆に言えば、発展的なエネルギーに触れて、心地よいと感じるならば、それは有効な働きかけがされているとは言えません。
条件③:表出した感情に対して、適切に対処していること
そして、3つ目の条件は、このようにして表出した感情に対して、その都度、適切な対処をしていることです。
せっかく発展的なエネルギーに触れて、感情が出てきたにも関わらず、その感情に流され、感情が望む行動を取ってしまっていては、あなたの人生は今のまま変わりません。
なぜなら、感情は、あなたを今のままに留まらせる方向に、あなたを仕向けるからです。
また、感情が表出した際に、顕在意識レベルの行動だけを変えて対処するのでもありません。
それでは、潜在意識を書き換えないまま、表面的な選択だけしか変えないので、あなたが本当に変わることはありません。
表出した感情に対する適切な対処方法とは、感情を表出する原因となっている潜在意識を明らかにし、それを手放すことです。
すなわち、感情の発生源を断つということです。
この適切な対処を行わないことを、「潜在意識への働きかけっぱなし」と言います。
条件④:感じ方が変わること
ここまでの条件①〜③が十分ん行えていると、条件④の感じ方が変わるということが起きます。
これは、たとえば、次のようなことを意味します。
- ムカついていたことが、許せるようになる
- 嫌だったことが、嫌でなくなる
- 話したくなかった人と、話しても良いなと思えるようになる
- 寂しいと感じていた状況でも、そう感じなくなる
- 悲しいと感じていた状況でも、そう感じなくなる
- 怖い、責められるという思いが減る、弱まる
要するに、これまでと同じ状況で、違う感じ方をする自分に生まれ変わるということです。
ここまで来ると、十分に現実が変化しており、潜在意識に働きかけられていると言えるでしょう。
条件⑤:起こる現実が変わること
そして、条件④の結果として、起こる現実が変化します。
感じ方が変われば、行動も自然と変わりますので、現実が変化することは当然でしょう。
たとえば、以下のような現実が変わることを意味しています
- 人間関係
- 仕事の出来
- 経済レベル
- 心の状態
- 身体の状態
- 人生全般のレベル
以上でお伝えしてきたように、「潜在意識に働きかける」とは、5つの条件を満たしていることです。
そして、これらが日常的に起きているかを自己チェックし続け、それに基づく方向修正を図っていれば、長期間取り組んだ後になって、「結局効果が得られなかった」と落胆することもなくなるでしょう。
なお、結果が出るまでのプロセスについて知りたい方は、「潜在意識で、望む現実を引き寄せるまでの7段階のフロー」を読んで頂くと良いかと思います。
2.「潜在意識への働きかけ」の効果を最大化する7つの姿勢
さて、ここからは、上記の5つの条件をより効率的に満たし、潜在意識への働きかけの効果を最大化する7つの姿勢についてお伝えしていきます。
姿勢1:潜在意識を磨くことに投資する
何事でもそうですが、「潜在意識への働きかけ」を強めていきたいならば、そのことに、あなたの時間、労力、お金を費やしていくことは有効です。
無駄な時間、労力、お金をかける必要はありませんが、これらを有効活用すれば、潜在意識への働きかけの効果を“圧倒的に”高められるのは事実です。
姿勢2:感情から逃げず、積極的に向き合う
上記の5つの条件を満たしていく上では、あなたの感情が最大の障害となると言っても過言ではありません。
そして、自分の感情から逃げていては変化も起きませんし、むしろ自ら積極的に、自身の感情を掘り起こし、向き合っていく勇気が求められます。
そのような勇気が備わると、潜在意識に働きかけるペースが大きく加速していきます。
姿勢3:選択の意図に敏感になる
これは姿勢2とも似ていますが、日常の自分の選択1つ1つを振り返り、なぜその選択をしたのかという意図(=感情的面での理由)を明確にすることは重要です。
これまで潜在意識の書き換えを行って来なかった人は、日常のありとあらゆる選択を、何かしらの感情から行っていることがほとんどです。
その感情を明確にすることで初めて、感情に対する適切な対処を行うことが可能となります。
姿勢4:自分の潜在意識に嘘をつかない
4つ目は、自分の潜在意識に誠実になり、嘘をつかないことです。
自分の潜在意識を知れば知るほど、これまで気づかないフリ・忘れたフリをしてきた自分の汚い面が出てくるものです。
ですが、自分の潜在意識が、そのようになっていることから目を背けずに、素直に受け入れる姿勢で在ることは、大変重要です。
なぜなら、自分の潜在意識に一度向き合って、完全に受け入れることをしなければ、その潜在意識を書き換えることも出来ないからです。
姿勢5:自分の潜在意識を他者に話す
さらには、受け入れた潜在意識を他者に話すことも、大変有効です。
こう聞くと、なぜ自らの汚い心について話さなければいけないのかと感じる方もいるかもしれません。
ですが、話すことによって、自分がそのような潜在意識なのだという認識が深まると共に、その潜在意識を改善したいという想いが高まり、改善に一歩進むのです。
姿勢6:潜在意識を磨き続ける
潜在意識への働きかけは、条件5まで到達したら、それで終わりというわけではありません。
もちろん、それで終わりにしても構いませんが、さらに人生を良くしていきたい方は、条件1に戻って、次なる働きかけを始めるのです。
これは、たとえて言うなら、穴を掘った地点から、さらに深い穴を掘るかのようなものです。
どこまでも潜在意識を磨き続けるのだという姿勢が、働きかけの効果を高めてくれます。
姿勢7:師事する
本当に潜在意識への働きかけを高めていきたいならば、誰かに師事することをおススメします。
潜在意識への働きかけを行っていく上では、自分の感情や意図を明らかにすることや、感情に適切に対処することなど、感覚的で扱いが容易ではない行為も多くあります。
したがって、その扱いに慣れるまでは、潜在意識について詳しい方に師事して、潜在意識の扱い方について指導してもらうことが大変有効です。
以上の7つの姿勢を意識すると、潜在意識に働きかけるスピードが段違いに向上していきます。
そして、潜在意識によって、自分の望みを現実化する効果も格段に上がっていくでしょう。